2021-01-01から1年間の記事一覧
◆ ルトガー・ブレグマン『隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働』(2017年刊):<ベーシックインカム書から考えるBI論>記事シリーズ-3 (ohnoharuo.com) ◆ 『ベーシックインカムを問いなおす その現実と可能性』(2019年刊)よ…
先月9月23日に更新した「日本大改革プラン 経済成長と格差解消を実現するグレートリセット」において、まだまだ十分ではありませんが、現段階では、他党と社会保障制度改革における圧倒的な違いと真剣度を示した、日本で初めての具体的で本格的なベーシック…
当サイトが提起している2050年国土・資源政策長期ビジョンの初めに<国土安全保障・維持総合管理>を位置付けています。 そこでの個別政策課題の一つとしている<林業復興>について、前回以下の記事で、国土保全やCO2吸収による脱炭素など多様な機能や効果…
10月12日(火)大した覚悟も方法論も持たずに政策発表し前言を即取り消す岸田首相。野党はそれを批判するといういつもの景色で始まった国会、すぐ解散10月13日(水)UAE2050年温暖化ガス排出ゼロ、EU北極圏化石燃料開発禁止:環境エネルギーを巡る多様な動き…
種々の井上氏の論述に関しては、他のどの研究者のBI論よりも、身近なものとして捉えています。 但し、当サイトが提案する<日本独自のベーシックインカム、ベーシック・ペンション生活基礎年金>とは、大きく異なり、多くの違いや問題点が厳として存在します…
2014年3月下旬に、93歳で、要介護1でサ高住に入所。5年後の2019年5月1日に、98歳で、要支援4になったことで新規に開設した特養に運良く転所。以後、1年と5ヶ月半後の今日2021年10月15日、義母が100歳の誕生日を迎えた。施設の方々にお祝いして頂くとと…
森林の放置は、実は防災面だけの問題ではありません。 日本の森林が吸収するCO2は2014年度の5200万トンが直近のピークで、2019年度は約2割少ない4300万トンまで減少。 これは樹齢40年を過ぎて成長が落ち着くと、CO2を取り込む量は頭打ちになることが原因とさ…
EUが、北極圏の石油と石炭、ガスを「地中にとどめておく」として化石燃料の開発停止を表明。取り組みを世界に広げ、同地域の開発や燃料購入を禁じる多国間の法的枠組み作りの協議を始めるという。 EUは、当然ながら、2050年に域内の温暖化ガスをゼロにする目…
<教育制度改革>は、私自身まだまだ情報不足・勉強不足・能力不足の領域のテーマ。 一応、以下のように具体的項目を整理していますが、個々の提案のほとんどは、これからという状況です。 この続きは2050年社会政策ビジョンにおける教育制度改革考察・提案…
大した覚悟も方法論も持たずに政策発表し前言を即取り消す岸田首相。野党はそれを批判するといういつもの景色で始まった国会、すぐ解散この続きは大した覚悟も方法論も持たずに政策発表し前言を即取り消す岸田首相。野党はそれを批判するといういつもの景色…
2002年書時代には京都府立大学教授だったのですが、週刊エコノミスト執筆欄には、同大学名誉教授となっていました。そこでの提案の違いは、給与所得控除を残したことから、所得税50%のままでは、必要財源に満たないため、税率を56%に引き上げざるを得なく…
給付額をいくらとするかに関して、生活保護制度において、年齢、居住地、世帯構成の3つの要素によって決められる<生活扶助>額を最も現実に適した額に近いものとし、そこから一人月額8万円(年額96万円)を仮設定します。 その方法・プロセスに関する要点…
大企業組織の生損保でも現状はこんな具合。DXは、まだまだこれから、という感じ。証券・金融・生損保などは、DX最先端であるかとイメージするが、どうやら、生産性を営業担当の頑張りに未だに頼っている現状もこうしてあるわけで、総じて日本の労働生産性の…
今年2021年1月1日に開設した、私が提案している日本独自のベーシックインカム、ベーシック・ペンション(生活基礎年金)の実現をめざすとともに、さまざまなベーシックインカムに関する情報や提案、問題点などを取り上げ、理解と改善・実現等を目標とする、…
10月1日に、新しいWEBサイト http://ohnoharuo.com を開設。投稿を始めました。今日10月7日までの投稿をリストアップしました。 10月1日: ohnoharuo.com 10月2日: ohnoharuo.com 10月3日: ohnoharuo.com 10月4日: ohnoharuo.com 10月5日: ohnoharuo.com…
ワ ークフェアとBIの一体化のための「労働と生活を労働市場(賃労働)に依存することが可能な状況に、今も今後もあるのかどうか、果たして雇用の創出は十分に行えるのか。という課題、無償労働を労働と捉えるかや、自発的失業をどう捉えるか、結果的に女性が…
小沢氏が本書を執筆している時期にはまだ活動していたゴルツ。 彼の考えの軸になっているのが、急速に進む情報化・ハイテク化などの高度情報・サービス化社会=労働生産性の高度な発展とその市場経済化の結果として、社会的必要労働が減少していく中、労働に…
人工光合成とは 植物の光合成をまねて、太陽光を使い水を水素と酸素に分解、つくった水素と二酸化炭素(CO2)を反応させて燃料や化学製品などをつくる。 この水素は製造時にCO2を排出しない「グリーン水素」で、化学製品の製造を通じてCO2も直接減らせる。 …
過去半導体製造でトップを瞬間走っていた日本が、みじめなくらいにその地位を喪失し、輸入に頼らざるを得なくなって久しい。 今から復活を期すにしても、遅すぎると言われている。 しかし、もうそうは言ってはおれない状況と考えるべきだろう。 1980年代、日…
これまで当サイトでは十分取り上げることがなかったベーシックインカム構想の系譜。 本書が最も詳しく整理されていたものであったことで、先ず当サイトにとっても有意義だったと思います。 内容的には、まだ小沢氏自身の構想に至ってはいないため、評価・感…
<鈴木亘氏>1970年生、学習院大学経済学部教授、日本銀行入行経歴あり 一見?一読、新自由主義的立場にある学者かと思うフシもありますが、政権批判や官僚批判も強烈で、疑問点も多いが、賛同できる点も多々ある。 そう感じさせられた書ではありました。 当…
そして小沢氏は、現存する企業中心社会を確認しつつ社会保障改革の必要性を主張し、主に国民負担の面からアプローチして方策を検討しますが、企業からの個人の自立を掲げるレベルにとどまっています。 それにより、その方策として「ベーシック・インカム」を…
前章で、社会保障制度の見直しが必要とされる社会経済状況に至ったことを問題提起し、その根拠として、家族と労働の視点からの変化・変容を指摘。 それは、企業を軸とした社会保障制度に関する問題提起であり、被用者が負担する個人所得課税に絞った議論にと…
小沢修司氏により2002年に出版された『福祉社会と社会保障改革―ベーシック・インカム構想の新地平』(2002/10/30刊)。 同書を、今月11日に中古書で入手し斜め読み。21日に読み終え、どのように取り上げるかを検討し、前半の[Ⅰ 企業中心社会と社会保障制度…
現状、ヨーロッパ各地で問題が顕在化し、コロナ禍やアフガン問題もあり、より複雑化・長期化しつつある移民問題。 移民に反対する人々の思い・感情を、ブレグマンは否定するのでしょうか。 彼が住むオランダは、移民を快く受け入れ、貧困問題の解決に、国民…
<研究者が1ドル儲けると、5ドル以上が経済に還元される>というタイトルが付いた節が、本章の後半に出てきます。 その前に出てきたのが、NYのごみ収集員に対して、アイルランドの銀行員のストライキとその結果の話。 数えきれない多くの人々が、仕事人生…
準市場と社会的資本について、これまでの記事と重複しますが、思うところを簡潔に述べておきたいと思います。 準市場の実態は、貧困・介護・育児それぞれの領域で異なることがまず一つ。 そして、真の社会民主主義福祉国家を目指す宮本氏の立場では、今後、…
本書の中で、最も私が評価したい章が、この章です。 現在のベーシックインカム論において、その支給総額を考える時、インフレを懸念する議論が比較的重要になっています。 その総額が、GDPのどの程度の比率を占めるかが問題とされているのです。 私も、ベー…
<社会的投資>とは、人々の力を引き出し高めながら社会参加を広げていく福祉のかたちをいい、 生活困窮者自立支援制度を例に取ると、行政が生活困窮者を一方的に保護するのではなく、包括的相談支援で必要なサービスや所得保障につなぐことをめざす方式、と…
スピーナムランド制度捏造報告書が、誤った社会 保障一旦公開され、広まったこの報告書は、政府の意思決定のための複雑で大規模な組織的な調査に基づくものであったことからも、その後長く社会科学の権威ある資料とされます。 そして、なんとカール・マルク…