政治
まずこれまでの大きな経済危機発生時のその折々に国が採った財政政策、プライマリーバランスを改善すべく採用され、繰り返された消費税と消費増税、そして禁じ手とされた異次元の金融緩和策をもってしてもそれらが機能しなかった歴史の再録とその要因を示し…
前日、他サイトで<時間軸>という用語が気に入ったことをきっかけに◆ 時間軸という見えない軸を、今、考えてみる(2022/6/19)というブログを投稿しました。そこでは、その日に経験したこと、日経の文化欄記事を読んで感じたこと、その内容を、時間軸をキー…
今月初めに、投稿したブログ◆ 柴田悠氏著『子育て支援が日本を救う』『子育て支援と経済成長』:勝手に新書-8(2022/5/1)で、柴田悠氏著『子育て支援が日本を救う(政策効果の統計分析)』(2016/6/25刊・勁草書房)『子育て支援と経済成長』(2017/2/28…
現時点で未読なのは、第9章以降、筆者の具体的な改革提案部分です。しかし、その第9章「新・政治改革に向けて」も、終章「まとめ」も、サブタイトルに「議論を」と呼びかける形で終わっています。 結局、政治行政、国会・選挙制度等の改革には、政党が議論…
過去何冊かの著書を入手して読んだことがあるジャーナリスト小林美希氏。一昨日3月8日の「国際女性デー」に、現代ビジネス | 講談社 (ismedia.jp)に前編・後編2つの記事を寄稿したことをFacebookに投稿していたので、読んでみました。 前編は、 3月8日は…
「WAN 特定非営利活動法人ウィメンズアクションネットワーク」の会員に今年度からなっています。今年4月から新しい年度に入るのですが、入会の目的の一つとして、提案したいことがあり、今期中になんとか、と思っていたことを昨日やっと行うことができまし…
WANを精神的基盤とする新しい女性主体政党・政治会派の創設と女性国会議員の多数輩出による政治・行政改革を提案する4回シリーズを始めています。<第1回>:女性主体政党・政治会派、2025年創設提案(2022/2/24)<第2回>:女性主体政党・政治会派の理…
女性主体の政党・政治会派。当然、女性に支持される政策を掲げ、その実現を目的とするわけですが、それはほとんどの男性にも支持されるものでしょう。その組織的基盤をどのように創るかは次回のテーマとして、その前に、どのような理念のもと、方針に基づき…
このシリーズは、次の3記事構成です。 <第1回>:公務員という仕事の人気・不人気:社会経済の変化が必要とする行政システム改革-1(2020/3/19)<第2回>:行政システム開発庁の設置を:行政標準業務システム開発による行政システム改革-2(2020/3/…
なぜ女性主体の政党・政治会派が必要か?その理由・答は、至極簡単、単純です。男性優位で男性がほとんどを占める政党・政治会派に対して、それがないことの方が不思議ではないでしょうか。人口の半数(以上)を占める女性が、その仕事や生活や働き方・生き…
貧困解決において中心的な手段は所得保障である。日々の暮らしのお金が足りないのに、サポートや自立支援ばかり強調するのはいい加減にすべきだ。社会扶助は、貧困解決のために、もっと使えるように、社会保険や社会手当と組み合わせて、柔軟に配置したほう…
最近見聞きすることが随分増えた気がする「今だけ金だけ自分だけ」という言葉。今よければいい、今だけよければいい、今こそよければいいという明日や未来を考えない生き方、行き方、ビジネス。金こそ命、すべてはカネ、カネだけが生きがい、カネを儲けてな…
中村憲剛の話が先ず良い。Jリーグチャンピオンチームが、変化・変革を求めての元ブラジル代表獲得。その意図を素早く汲み取り、チームの変革に取り組む上での信頼性抜群のベテランリーダーの言葉。そして、着実に自身の変革にも取り組みつつ、チームとメン…
岸田新政権の稼働に伴って設置された「新しい資本主義実現会議」と関連会議・委員会等について触れたのが次の記事。◆「新しい資本主義実現会議」は機能するか:その限界とかすかな期待(2021/11/17) その「新しい資本主義実現会議」についてその動向に今後…
Amazonの新書ランキングを見ると、発刊以来1年以上立つけれども未だに売れ続けている斎藤幸平氏著『人新世の「資本論」』(2020/9/17刊・集英社新書)。 既に累計40万部以上売れているようです。 この書をテーマに、今年4月・5月に https://2050society.c…
昨日2021/11/21に「親ガチャ」というコトバが広まっていることを知ったことから以下の記事を投稿。◆ 親ガチャ、マルトリートメント、ヤングケアラー:子どもを主体とする支援センターの必要性(2021/11/21)その親ガチャの一つの現実例・現実問題を示す用語…
資本主義の在り方を議論することは、今に始まったものではなく、延々と続けられてきている。 現在は、資本と富の寡占化・集中、格差の拡大が昂じたことによる「行き過ぎた資本主義」がグローバル社会における共通命題になっているわけだ。 この続きは「「新…
2021/11/17日経記事◆<第4の革命 カーボンゼロ>グリーンポリティクス(2)Z世代が迫る脱炭素 若者20億人の奔流を読んでのメモを。 世界に20億~25億人存在し、世界人口の3割を占めるとい1990年代半ば以降生まれの「Z世代」。米ピュー・リサーチ・センター…
「新しい資本主義実現会議」は、菅義偉政権下による「成長戦略会議」を廃止し、その機能を取り込んだと日経。 確かに、岸田政権のスローガンの一つは「成長と分配」だから、成長が必須課題。 その新しい「新しい資本主義実現会議」は、一体どう機能させるの…
先月10月上旬、以下の記事を投稿した。◆ 半導体、産業のコメから産業と社会経済生活の心臓へ:2050年半導体自給自足国家実現へ(2021/10/4) その記事の最後に、当サイトが掲げる[国土・資源政策 2050年長期ビジョン及び長期重点戦略課題]における「産業資…
公示期間中に配布された新聞折込み広告では、案の定、こうした訴えを前面に出し、格差解消や無年金問題対策、安心して挑戦できる社会、など口当たりの良い、支持してみようと思わせる表現を盛り込んでいた。そして当然ことながら、「憲法改正」「改憲」政策…
開票がまったく行われていない時点で、あるいは、わずかしか開票が進んでいない段階で、早々に当選確実を報じること。曰く、「出口調査と(当該マスコミ、マスメディアの)独自の取材により」ということだ。要するにこれは、私的な、勝手に行っている調査を…
立憲民主党惨敗の理由 それは、立憲民主党の政策を色あせたものとし、岸田体制での自民党政策と大きな違いはないと思わせることになったからだ。自民党の後退抑止結果の一方、立民は、共産党とともに解散前議席数をなんと下回ってしまった。しかし、これも想…
まあ、どんな政党が誕生しても、当サイトが提案する内容・概要が大きく振れることはないと思っていますが、それが現実離れし、実現が不可能なものであっては意味がありません。今回の各党の政策、公約を見ると、同じ政治課題領域で、いくつもの、あるいは基…
一過性の「現金給付」まさにバラマキは、問題の抜本的解決を先送りするポピュリズム的無責任政策 その多くは、すべて1回限りか、一定の条件を達成するまでの時限的政策。昨年の<特別定額給付金>が、ベーシックインカムの一つの在り方・事例として受け止め…
一昨日、ベーシックインカムを多面的に考察し、日本独自のベーシックインカム、ベーシック・ペンション生活基礎年金を提案する、ベーシックベーシックインカム専用サイト http://basicpension.jp において◆ 維新の会ベーシックインカム案は全政党中ベストの…
10月12日(火)大した覚悟も方法論も持たずに政策発表し前言を即取り消す岸田首相。野党はそれを批判するといういつもの景色で始まった国会、すぐ解散10月13日(水)UAE2050年温暖化ガス排出ゼロ、EU北極圏化石燃料開発禁止:環境エネルギーを巡る多様な動き…
大した覚悟も方法論も持たずに政策発表し前言を即取り消す岸田首相。野党はそれを批判するといういつもの景色で始まった国会、すぐ解散この続きは大した覚悟も方法論も持たずに政策発表し前言を即取り消す岸田首相。野党はそれを批判するといういつもの景色…
<鈴木亘氏>1970年生、学習院大学経済学部教授、日本銀行入行経歴あり 一見?一読、新自由主義的立場にある学者かと思うフシもありますが、政権批判や官僚批判も強烈で、疑問点も多いが、賛同できる点も多々ある。 そう感じさせられた書ではありました。 当…
準市場と社会的資本について、これまでの記事と重複しますが、思うところを簡潔に述べておきたいと思います。 準市場の実態は、貧困・介護・育児それぞれの領域で異なることがまず一つ。 そして、真の社会民主主義福祉国家を目指す宮本氏の立場では、今後、…