『公共貨幣』「第Ⅰ部 債務貨幣システム」<第6章 国の借金はなぜ増え続けるのか>より

 

まずこれまでの大きな経済危機発生時のその折々に国が採った財政政策、プライマリーバランスを改善すべく採用され、繰り返された消費税と消費増税、そして禁じ手とされた異次元の金融緩和策をもってしてもそれらが機能しなかった歴史の再録とその要因を示します。
その歴史は、失われた10年が20年に延び、そして現在、恒常用語になった「失われた30年」と表現されるものです。

 

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減らすことができない財政赤字・政府債務。これからどうなる、どうする?:公共貨幣論から考える-6 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)

権力の支配手段としてのお金の正体:公共貨幣論から考える-5

 

権力と支配の質的転換

ここまでの論述では、権力の支配の主体が、銀行にあることに重点を置いてきています。
その手段が、民間の中央銀行と部分準備銀行制度であったとしているわけですが、ここに至るまでに巧妙に進化してきたと話を進めます。
それが「金が金を儲ける」システムによる「分割&支配」による統治とし、また例として引き出されるのが「平和に暮らしている社会に、お金の力で反対工作員を送り込んで対立するグループを意図的に作り、両者にお金を貸し付けて、対立をさらに激化させ、いずれのグループが負けても、債権者としては絶対に損をしないという巧妙なビジネスモデル」という具合です。
例の<陰謀論>ですね。

 

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権力の支配手段としてのお金の正体:公共貨幣論から考える-5 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)

 

部分準備銀行制度と債務貨幣システム

 

信用貸出、信用創造を現状可能にしているのは、違法行為からではなく、れっきとした「部分準備銀行制度」という法律で規定されているからです。
こうして無から創られた預金、要求払預金は、利息付きで貸し出されたものであり、政府といえども民間が創り出すお金を借りて回すしかない。
こうした「利付き債務」としてお金が創り出される現行の貨幣システムのことを「債務貨幣システム」(Debt Money System)と呼ぶとしています。

 

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廃すべき信用創造という利権と不平等:「公共貨幣」論から考える-4 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)

政治的ゲーマーに長期政策の時間軸はない。ただ国政選挙に身を委ねるのみ

 

前日、他サイトで<時間軸>という用語が気に入ったことをきっかけに
◆ 時間軸という見えない軸を、今、考えてみる(2022/6/19)
というブログを投稿しました。
そこでは、その日に経験したこと、日経の文化欄記事を読んで感じたこと、その内容を、時間軸をキーワードにしてつらつら書いてみました。

そこでも書いたのですが、時間軸という言葉からいの一番に思ったのが、日本の政治と政治家の活動の時間軸について。
ちょうど6月22日公示、7月10日投開票日の参院選を思い浮かべると同時に、このところ岸田政権が明らかにする方針、政策の取り扱いの判断基準が、その選挙の投票にマイナスにならないこと。

 

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政治的ゲーマーに長期政策の時間軸はない。ただ国政選挙に身を委ねるのみ – 2050 SOCIETY

時間軸という見えない軸を、今、考えてみる

 

1週間ほど前から「時間軸」という言葉が気になっている、というか、気に入っている。
きっかけは、日経<私の履歴書>で今月6月連載中の、住友林業最高顧問矢野龍氏のある回の執筆。
その中で「時間軸」という用語が使われているのを見て、いい言葉だな、と。
そこで一番最初に思い浮かんだのは、政治家の軸はなにか、ということ。
これについては、別サイト https://2050society.com で近々触れることにして、今回は、今という現在・この時を捉えて思ったことを。

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時間軸という見えない軸を、今、考えてみる | ONOLOGUE (ohnoharuo.com)

『公共貨幣』「第Ⅰ部 債務貨幣システム」<第3章 日本銀行は必要か>より

・山口薫氏著『公共貨幣』(2015/9/24刊・東洋経済新報社
・山口薫氏・山口陽恵氏共著『公共貨幣入門』(2021/10/12刊・集英社インターナショナル新書)
を参考にして「公共貨幣」論のベーシック・ペンションへの組み込みの可能性と方法等を考える<「公共貨幣」論から考えるベーシック・ペンションと社会経済システム>シリーズ。
前回から、【第1フェーズ】『公共貨幣』「第Ⅰ部 債務貨幣システム」に入りました。

 

<第1回>:<「公共貨幣」論から考えるベーシック・ペンションと社会経済システム>シリーズ開始にあたって(2022/6/15)
<第2回>:4つの機能を持つ貨幣、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」「日本銀行法」:公共貨幣論から考える-2(2022/6/16)
に続く今回は、【第1フェーズ】第2回、『公共貨幣』<第3章 日本銀行は必要か>を参考にします。

 

 

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政府55%出資の民間特殊法人・日本銀行が抱える不明朗性と存在意義:公共貨幣論から考える-3 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)

ベーシックインカムについても語っているトマ・ピケティ新刊書『来たれ、新たな社会主義』:勝手に新鮮書-19

 

昨日2022/6/16付日経夕刊に、経営学者入山章栄氏による、トマ・ピケティ氏著の新刊
来たれ、新たな社会主義――世界を読む2016-2021』(2022/4/20刊・みすず書房・¥3,520)
の書評が載りました。

4月に発売された新刊書ですが、内容は、フランスのルモンド紙に、2016年9月13日以降2021年1月12日までに掲載された44の論説を集めた書ということで、以下の3部構成になっています。

 

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ベーシックインカムについても語っているトマ・ピケティ新刊書『来たれ、新たな社会主義』:勝手に新鮮書-19 (ohnoharuo.com)