格差

ベーシック・ペンション導入が望まれる社会-4

「生活福祉資金の特例貸付」とは この制度は2020年3月にスタートした、無子・保証人不要の貸付金制度で、元来あった「緊急小口資金」と「総合支援資金」の貸し付け条件を大幅に緩和。 社会福祉協議会(社協)職員が面談して収入や返済計画を確認していたも…

25年前に描かれた、国民負担増という社会保障制度改悪へ進む日本

前章で、社会保障制度の見直しが必要とされる社会経済状況に至ったことを問題提起し、その根拠として、家族と労働の視点からの変化・変容を指摘。 それは、企業を軸とした社会保障制度に関する問題提起であり、被用者が負担する個人所得課税に絞った議論にと…

岩田規久男氏による「21世紀の日本経済の課題」:当サイト2050年長期社会経済政策比較

初めに岩田氏は、現実の格差拡大は、ジニ係数では説明できない問題に起因するとし、特に、非正規社員の大幅増加に象徴される雇用の二極化がもたらしたとします。 それを辿ると、1990年代以降の日銀の失策が招いた、ディスインフレを経由してのデフレ化及びそ…

子どもの貧困解消と幸福度の向上に寄与するベーシック・ペンション児童基礎年金:BP法の意義・背景を法前文から読む-4

教育費の負担軽減として、2019 年 10 月から幼児教育・保育の無償化、2020 年度から私立高等学校授業料の実質無償化と高等教育無償化が始まった。 これらにより家族関係社会支出対GDP比は 1.9%程度へ上昇し、概ねOECDの平均水準(2.1%)に近付いて…

生活保護制度を超克するベーシック・ペンション:BP法の意義・背景を法前文から読む-2

<生活保護の運用と実態> 憲法第25条に定める「最低限度の生活を営む権利」を保障する社会福祉制度の一つに、生活保護制度とその法律である「生活保護法」があります。 しかし、この生活保護法の運用について、受給要件を満たす人の多くが、受給申請手続き…

2004年提起の『希望格差社会』がコロナで『新型格差社会』に

「格差社会」という用語を初めて用いたのが山田昌弘氏自身。実質的に2004年に書かれた『希望格差社会』の内容は、そのまま今現在を写し取っていたというべきもの。そして最後に「公共的取り組みの必要性」を提起して締めくくっていたのです。まあ、「公共的…