国土保全、カーボンニュートラル対策等多機能に不可欠な林業復興:2050年国土・資源政策と森林・林業基本計画

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 森林の放置は、実は防災面だけの問題ではありません。
 日本の森林が吸収するCO2は2014年度の5200万トンが直近のピークで、2019年度は約2割少ない4300万トンまで減少。
 これは樹齢40年を過ぎて成長が落ち着くと、CO2を取り込む量は頭打ちになることが原因とされています。
 昨年の2050年カーボンゼロ宣言に伴い、今年4月政府は、2030年度の温暖化ガスを2013年度比46%削減を目標化。  
 このうち森林によるCO2吸収量は目標の5%分にあたる年約3800万トンを想定。
 現状のペースで森林が樹齢を重ねていく、すなわち森林が老化すると、CO2吸収、脱炭素に支障をきたすことになり、その防止には、適度な伐採と木の植え替えが必要になるのです。


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