介護

介護の排泄ケアシステムツール、ヘルプパッド、100施設以上に納入:女性CEO宇井吉美さん創業のaba 

「○○テック」という表現が、すべての生活や産業領域で用いられるようになっていますが、「介護テック」もその一つ。種々の介護現場における作業の生産性を上げるためのIT活用。しかし、はっきりとスタッフ何人分の作業を合理化・効率化し、省人化できるとい…

ヤングケアラーとは:『ヤングケアラー』『子ども介護者』からの基本認識と課題・対策-1

澁谷智子氏著『ヤングケアラー―介護を担う子ども・若者の現実』(2018/5/25刊・中公新書)を発行から既に4年近く経っていますが、読み始めました。この後、濱島淑恵氏著『子ども介護者 ヤングケアラーの現実と社会の壁』(2021/9/10刊・角川新書)を続いて…

介護規制緩和、そもそも規制改革推進会議で議論すべき課題か:日経続報から

先日、最近の動向と介護制度・介護現場等をめぐる問題を確認する<最近の日経介護関連記事から読み解く、2022年以降の介護政策課題>シリーズを以下の4回にわたって投稿しました。◆ IT、DX、介護テック。呼び名が変わって介護現場の生産性は上がったか、省…

介護大手学研HD、介護施設1000拠点に

学研ホールディングスは2030年9月期までに国内で運営する介護施設数を現在の2倍に当たる1000拠点に増設し、年800人ペースで介護士を養成する計画。 介護は地域の社会福祉法人や中小企業が主な担い手だった。人手不足が深刻であり、自前の人材育成や生産性向…

最近の日経介護関連記事から読み解く、2022年以降の介護政策課題-3

2021年11月19日にまとめた経済対策の中に盛り込んだ賃金アップ。 これで人手不足懸念の解消を目指すというものだが・・・。 いい加減に、もうこんな妄想にちかい希望的観測はやめにすべきです。 そして私は未だに、こうしたエッセンシャル・ワーカーの賃上げ…

最近の日経介護関連記事から読み解く、2022年以降の介護政策課題-2

有料老人ホームでは、入所者3人につき、少なくとも1人の職員を配置する現行の基準を見直し、1人で4人に対応できるようにする案。 特別養護老人ホーム(特養)では、個室と共有スペースを組み合わせた「ユニット型」施設の収容基準である1ユニットあたり10人…

IT、DX、介護テック。呼び名が変わって介護現場の生産性は上がったか、省人化は実現したか

人口の多い「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者に到達し、介護ニーズの急増が想定される「2025年問題」。人手不足や施設不足に対する懸念が高まるなか、新興勢などが事業者の業務効率化を図るべく「介護テック」で現場を支える。 少し手を加えたが、こんな…

車椅子生活の特養入所者が、外来診療が必要な場合どうするか

一昨日1月23日の日曜日に、満100歳の義母が入所する特養から電話。 以前骨折し、手術をせず保存治療という何も特に施さない(一応)、自然治癒をめざす方法を選択し、車椅子生活になり要介護4と認定変更で、サ高住から特養に転所。 その骨折部位の近くでの…

遺族基礎年金の「ひとり親世帯等基礎年金」への転換提案

少子化対策なども想定しつつ、筆者は児童手当の増額の必要性を主張してはいます。 それとは別に、現状、生活保護利用世帯のうち就学者を抱えている世帯の7割が母子世帯であることから、母子世帯の支援策としての生活保障の、生活保護の外部化を主張します。…

保育職・介護職の賃金、公定価格モデルは小学校教員給与:第1回全世代型社会保障構築会議・公的価格評価検討委員会合同会議から-2

岸田新政権の稼働に伴って設置された「新しい資本主義実現会議」と関連会議・委員会等について触れたのが次の記事。◆「新しい資本主義実現会議」は機能するか:その限界とかすかな期待(2021/11/17) その「新しい資本主義実現会議」同様に注目しているのが…

ヤングケアラーとは

昨日2021/11/21に「親ガチャ」というコトバが広まっていることを知ったことから以下の記事を投稿。◆ 親ガチャ、マルトリートメント、ヤングケアラー:子どもを主体とする支援センターの必要性(2021/11/21)その親ガチャの一つの現実例・現実問題を示す用語…

守られていない、2015年制定「処遇改善等加算Ⅰ」、2017年制定「同Ⅱ」

まず2015年と2017年に制定された「処遇改善等加算」方式。 これは、勤続年数や、国が新たに設けたリーダー的な役職になることで、給与が加算される制度だが、規定どおりに運用されない事例が報告されており、また相談案件も多いとされている。 この続きは介…

政府構想の介護職・保育職賃上げ方法

政府の考えでは、1)まず、(早ければ)来年2月から一定期間の賃上げ分を交付金として一括支給する。 申請手続きを必要とするため、実際に本人に支給されるのは来年春以降になる見通し。2)2022年度後半からは、介護事業所などが受け取るサービスの対価に…

ohnoharuo.com の先週記事リスト

10月12日(火)大した覚悟も方法論も持たずに政策発表し前言を即取り消す岸田首相。野党はそれを批判するといういつもの景色で始まった国会、すぐ解散10月13日(水)UAE2050年温暖化ガス排出ゼロ、EU北極圏化石燃料開発禁止:環境エネルギーを巡る多様な動き…

義母、特養で100歳の誕生日を祝って頂く

2014年3月下旬に、93歳で、要介護1でサ高住に入所。5年後の2019年5月1日に、98歳で、要支援4になったことで新規に開設した特養に運良く転所。以後、1年と5ヶ月半後の今日2021年10月15日、義母が100歳の誕生日を迎えた。施設の方々にお祝いして頂くとと…

利用者視点での介護保険制度評価が欠落した介護政治論:宮本太郎氏『貧困・介護・育児の政治』からー4

もう日常用語化・時事用語化している、老老介護、認認介護、介護離職、介護殺人、ヤングケアラー、8050問題、仕事と介護の両立などがまず思い浮かびます。 介護の現場に関しては、介護人材不足、低賃金と労働条件・労働環境問題、高い離職率、高い介護職の有…

ベーシックアセット提案の宮本太郎氏のベーシックインカム論-1

8月8日、朝日新聞GLOBE+で、宮本太郎中央大学教授へのインタビュー記事【宮本太郎】行き詰まった社会保障、でもすべてベーシックインカム頼み、は危うい :朝日新聞GLOBE+ (asahi.com) が公開されました。 今年4月に同氏著 『貧困・介護・育児の政治 ベ…

コロナ禍及び現状から考える介護制度改革検討案:社会政策 長期ビジョン及び短中長期重点戦略課題として

お断りしておきたいと思いますが、介護サービス事業における効率化は、利用者へのサービスの合理化・効率化、極端を言えば省力化・サービスレベルの縮減を意味するものではありません。 利用者の送迎や、利用者宅への往復のための時間と諸コストを削減し、直…

特養生活の99歳義母、月末救急外来、月初予約なし再診外来へ

今朝から、特養入所の引き金になった大腿骨骨折とは異なる部位、膝下、スネの辺りに青いアザができて腫れていて、痛い痛い、と訴えている。骨折の疑いがあるので、救急外来に連れて行き、診察を受けてほしい、と。ケガの状況を想像すると、私の車に乗せたり…

SOMPOグループの介護事業戦略と介護業界への期待

認知症予防プログラム提供サービスを開始 この中期計画の中に、<介護事業のキーポイント>と題した資料があった。下の図がそれであるが、その中央にある<②健康寿命延伸へのチャレンジ>に当たる事業について、先日日経が取り上げていた。パブリシティを十…

エセンシャルワーカー介護職、コロナ禍でも変わらぬ人材不足

収束が見通せないコロナ下、介護関連の求人件数は数カ月連続で増え続けている。ある人材サービス大手によると「看護・介護」のアルバイト・パート求人は6月が前月比7.1%増、7月が同9.3%増で、前年同月比2倍を超えているという。 この続きは https://2050soci…

介護IT化による介護現場の生産性向上への疑わしい貢献度

介護現場での主なIT活用業務 コロナウイルス禍における介護現場の緊張感は、未だに厳しさが続いている。クラスター発生の象徴的な業種・事業体と見られとともに、介護職員の感染も伴い、人材不足解消の目処はまったくたたない。 コロナ以前の介護事業経営・…

岡崎市介護サービス事業所で発生の新型コロナ感染クラスター対応を考える

昨日2020年8月25日に、私が住む岡崎市で新たに新型コロナウイルス感染者が8人発生。そのうち、市内の介護事業所の利用高齢者4人、同従事者3人。これにより、先に発表されている人を含め、同事業所で合計12人のクラスターが発生していると合わせて発表さ…

特養・サ高住は、ハコモノとして避難されるべきか:『無駄だらけの社会保障』に見る介護制度視点のズレ

これまでの政治行政と同様の視点で、介護における「ハコモノ」政策を批判する。膨大な介護施設の投資額が必要なのは、地価が高い地区であり、地域密着型の特養ならば、投資規模は抑えられる。また同書では、特養に地域密着型の定員30人未満の小規模特養と、…

コロナ禍で増す介護と仕事の両立課題

新型コロナウイルス感染症拡大で、多くの介護施設が事業停止を余儀なくされた。倒産に追い込まれた事業所もある。球磨川氾濫で特養が被災し、入所高齢者が多数犠牲になった。 介護サービスを利用する世帯とその家族の多くが、新型コロナの何らかの影響を受け…

サ高住・特養利用体験から考える介護システム:98歳義母介護体験記・第2フェーズ-7

せめて、要介護3以上でも未満でも、特養に必要な費用と、サ高住でかかる費用の間くらいの額で利用可能な施設があれば、と思います。◆ 特養・サ高住必要費用比較:98歳義母介護体験記・第2フェーズ-6 2025年には、団塊の世代の全員が後期高齢者となり…

特養・サ高住必要費用比較:98歳義母介護体験記・第2フェーズ-6

介護保険適用外の<状況把握・生活相談サービス費>に、個室賃借分の<家賃><共益費>、この3費目の月次合計額が、定額で、月135,500円。初めからこれだけでかなりの金額になります。家賃は入所時から変更ありませんが、共益費と状況把握・生活相談サービ…

コロナ禍における特養入所生活3カ月の状況:98歳義母介護体験記・第2フェーズ-5

一応、特養に無事入所できたわけですが、いきなりの環境変化です。今まで特に義母だけにやってもらっていた朝食の食パンにスライスチーズを乗せて焼いてもらうサービスと、食後にリンゴを食べさせてもらうこと。どちらも、特養では対応してもらえないことは…

特養入所決定から入所まで:98歳義母介護体験記・第2フェーズ-4

少し遡ってのことになりますが、市から、要介護4へ認定区分が変更になったことの通知を受け取った翌日、昨年2019年12月27日に、当初から入りたいと思っていた特養を運営する社会福祉法人に入所を申込み。しかし、2つの特養を運営しているが、どちらも空き…

5年間のサ高住生活総括:98歳義母介護体験記・第2フェーズ-3

回復期病院を退院と同時に老人施設への転入を考え、いくつかのサービス付き高齢者住宅を見学。特養は、当時要介護3以上という縛りはなく、1か所見学に行ったのですが、規模が大きく、古く、遠く、といい印象がなかった上、空きがなく、いつ入れるかまった…