『22世紀の民主主義』実現の前にやるべきことがある:2050年の政治と民主主義-1

 

先日、成田悠輔氏著『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』( 2022/7/6刊・SB新書)を読みかけの状態だが、として以下のブログをアップした。
◆ 知らなかった私自身を恥じるべきか、天才成田悠輔氏の新刊『22世紀の民主主義』:勝手に新書-20(2022/7/18)

一応、読み終えたので、そろそろその内容について紹介と考えたところを整理しようと考えたが、そのブログでも、あるいは、当サイトの種々の記事でも、さまざまな社会的問題は、政治が変わらなければ変えようがない、変わりようがないと都度書いてきています。
なので、『22世紀の民主主義』だけを題材とするのではなく、それ以外にここ数年で手にし、一応さらっと読み終えてきた民主主義と政治に関する新書、数冊もできれば合わせて参考にしてみようかと迷いが膨らんできている状況です。

 

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『22世紀の民主主義』実現の前にやるべきことがある:2050年の政治と民主主義-1 – 2050 SOCIETY

倫理観欠如の国会議員と政党:国政の普通を変えていくべき21世紀

 


もう1ヶ月近く前になるが、7月12日付日経に
◆ 「選挙なく全う」前例なし  政権運営「黄金の3年」の虚実 2年後に自民総裁選 :日本経済新聞 (nikkei.com)
と題した記事が載った。
安倍元首相が銃殺された後を受けての前々日7月10日実施の参院選での自民党の大勝を受けて、次の衆院選まで解散しない限り、2025年参院選まで大型国政選挙がなく、岸田内閣あるいは自民党政権が掲げる政策実現キャスティングボードを完全に掌握できる状態にあることを表現する「黄金の3年間」を手中にしたというものだ。

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倫理観欠如の国会議員と政党:国政の普通を変えていくべき21世紀 (ohnoharuo.com)

 

 

ベーシック・ペンション、次の課題は、過剰流動性を巡る諸問題考察

 

「公共貨幣」は「債務貨幣」の対立概念として用いられた

公共貨幣は、元来政府貨幣という意味を持つものであり、理論構築上、無尽蔵に政府債務を増やし続ける民間銀行の信用創造という欠陥システムを示す概念として用いた「債務貨幣」の対立概念の意味を持つものであったわけです。

 

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公共貨幣論は債務貨幣の反対概念としてのロジック:ベーシック・ペンション、次の課題は、過剰流動性を巡る諸問題考察 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)

「公共貨幣論」の理解考察とベーシック・ペンション構築への活用を目的とした全20回シリーズ、終えました。

先々月6月初めに、
・山口薫氏著『公共貨幣』(2015/9/24刊・東洋経済新報社
・山口薫氏・山口陽恵氏共著『公共貨幣入門』(2021/10/12刊・集英社インターナショナル新書)
の2冊を、以下のブログで紹介。

◆ この社会経済システム改革に必要な何かがまだ描けていない。山口薫氏著『公共貨幣』『公共貨幣入門』:勝手に真剣書ー17(2022/6/3)

その時には、2冊目の『公共貨幣入門』を読んでいる最中でしたが、読み終えてまもなく、<「公共貨幣」論から考えるベーシック・ペンションと社会経済システム>シリーズを開始。
そして2冊の各章を題材に、ほぼ1ヶ月半かかって、しぶとく20回にわたって記事を投稿し、昨日7月最終日に完了しました。

 

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「公共貨幣論」の理解考察と、ベーシック・ペンション構築への活用を目的とした全20回シリーズ、終えました。 (ohnoharuo.com)

慣習化・定型化した世論調査への疑問

 

今日の朝刊。
日経では、日経リサーチと東テレ7月29~31日実施の、中日新聞では共同通信社7月30~31日実施の世論調査結果が報じられている。

 

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眼の前の課題に対する評価のみで示される内閣支持率。慣習化・定型化した世論調査への疑問 – 2050 SOCIETY

公共貨幣論の限界を乗り越えるベーシック・ペンション論構築へ:公共貨幣論から考える-20(総括・活用編)

 

公共貨幣論では、山口氏固執の「失われた30年」の無策のツケであり、債務貨幣システムの必然の帰結でもある、膨大な政府債務・赤字国債発行残高をゼロにすることを最大の課題としたかのように受け止めています。
その問題がクリアされた以降での社会経済の変化・変貌は、シミュレーション結果として提示されますが、それが現実となることが絶対に保証されたわけではありません。
その前提で、公共貨幣論の活用方法と課題について、一部上記と重なりますが、簡単に整理して見ます。

 

 

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公共貨幣論の限界を乗り越えるベーシック・ペンション論構築へ:公共貨幣論から考える-20(総括・活用編) – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)

公共貨幣が生みだす新しい国と社会とは:公共貨幣論から考える-18

 

最終章に来ましたが、そのタイトルにある「新国生み」という表現を未だにしっくりと受け止められない状態での整理・考察作業になります。
公共貨幣を実現すべくたどる方法としての「新国生みイニシアティブ」。
(この「イニシアティブ」という表現が「新国生み」とマッチしないのですが。)
そこで、両者は頂上で合流するとする2つのルート、<公共貨幣PMルート><電子公共貨幣EPMルート>を取り上げています。

 

 

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公共貨幣が生みだす新しい国と社会とは:公共貨幣論から考える-18 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)