2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ベーシック・ペンションによる年金制度改革:国民年金廃止と厚生年金保険の賦課方式から積立方式への改正

問題の多かった国民年金制度は廃止へ 低額、皆保険制度と言いながらも未加入者・保険料未払い者、無年金者もいる。満額でも、6万円5千円程度と低額。とてもこの金額では、最低限の生活を維持することは困難です。現在の生活保護受給世帯で65歳以上の高齢者…

ベーシック・ペンションによる児童手当・児童扶養手当廃止と発生余剰財源の保育・教育分野への投入

・・・各目的及び規定にある種々の金額を考慮して設定したのが、・児童基礎年金 月額 8万円・学生等基礎年金 月額10万円 です。 児童基礎年金及び学生等基礎年金は、基本的に、前掲の使途リストの、1,の費目の中の<住宅費>と<水道光熱費>の一部を差…

ベーシック・ペンションによる貧困問題改善と生活保護制度廃止

最低生活を保障するに当たって「資産、能力等あらゆるものを活用することが保護の前提であり、扶養義務者による扶養などは、(生活)保護に優先する、とあります。この運用に当たってのミーンズテスト(資力調査)等の審査の厳しさや裁量性などが引き起こす…

鈴木亘氏の社会保障制度論の限界と社会保障制度改革の必然性

鈴木亘氏による2014年時点での社会保障制度改革の要点 1.現在の社会保障制度は、膨大な財政赤字を生み出しながら借金で運営されており、制度維持は不可能。より抜本的な負担引き上げ、給付抑制・効率化が必要 2.負担引き上げを、消費増税で今後の高齢化…

鈴木亘学習院大学教授による、財源面からの2021年ベーシックインカム試案

『社会保障亡国論 』などの著がある鈴木亘学習院大学教授による『あるべきセーフティーネット(上) 還付型給付、自己申告方式で』と題した小論で触れられたベーシックインカムを紹介します。他にも以前から提案されているBI案があり、取り上げる順を考えてい…

2030年社会保障制度改革の起点とすべき社会保障制度基本方針大転換による政治改革と財政システム改革

「平成24年版厚生労働白書」では、社会保障の主な機能として1.生活安定・向上機能2.所得再分配機能3.経済安定機能と、相互に重なり合う、この3つを挙げています。 この続きは 2030年社会保障制度改革の起点とすべき社会保障制度基本方針大転換による…

リフレ派原田泰氏2015年提案ベーシックインカム給付額と財源試算:月額7万円、年間総額96兆3千億円

6年前2015年2月に発行された、原田泰(ゆたか)氏による『ベーシック・インカム 国家は貧困問題を解決できるか』から同氏の提案を引用・転載し、検討・考察するものです。同書の構成は、第1章 所得分配と貧困の現実 ー 生活の安心は企業ではなく国家が守る…

公助・共助、公的資金・国家財政から考える政治改革と財政システム改革

ここ数年での流行語とまではいかないが、何かにつけて用いられ、話題にもなっている「公助・共助・自助」という用語セット。 「助」が入るので、だれが、だれを「助」するのかを表す言葉だろう。 「公助」とは、「公」が、個人や企業、すなわち「民」を助け…

18世紀末、2人のトマス、トマス・ペイン、トマス・スペンスの思想:ベーシックインカム構想の起源

ベーシック・インカム構想の出現は18世紀末。その証拠・記録として提示しているのが、イングランドの思想家トマス・ペイン(イングランド出身・米国の哲学者:1737~1809)の書『人間の権利』。フランス革命やアメリカの独立戦争にも参加している彼の同書に…

特養生活の99歳義母、月末救急外来、月初予約なし再診外来へ

今朝から、特養入所の引き金になった大腿骨骨折とは異なる部位、膝下、スネの辺りに青いアザができて腫れていて、痛い痛い、と訴えている。骨折の疑いがあるので、救急外来に連れて行き、診察を受けてほしい、と。ケガの状況を想像すると、私の車に乗せたり…