夫婦・親子をめぐる欧米中心主義的発想が失敗の理由か:『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』で考える絶対不可欠のBI論-2
本当に、結婚や子どもを持つことについて、多くの人々が、子どもの成人後の将来にまで、親としての責任意識を持っているのか。
甚だ疑問です。
確かに、現代の生涯未婚率の高さ、8050問題など社会問題とされる状況を考えると、その不安を抱くことは理解できなくはありません。
が、それをもって「責任意識」と呼ぶのはどうでしょうか。
一方で、こどもを消費財的に思う人もおり、「責任意識」と言うよりも「責任回避意識」とした方が当たっているように思えるのです。
厳しくいうならば「エゴ」です。自己中です。
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