部分準備銀行制度と債務貨幣システム

 

信用貸出、信用創造を現状可能にしているのは、違法行為からではなく、れっきとした「部分準備銀行制度」という法律で規定されているからです。
こうして無から創られた預金、要求払預金は、利息付きで貸し出されたものであり、政府といえども民間が創り出すお金を借りて回すしかない。
こうした「利付き債務」としてお金が創り出される現行の貨幣システムのことを「債務貨幣システム」(Debt Money System)と呼ぶとしています。

 

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廃すべき信用創造という利権と不平等:「公共貨幣」論から考える-4 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)

政治的ゲーマーに長期政策の時間軸はない。ただ国政選挙に身を委ねるのみ

 

前日、他サイトで<時間軸>という用語が気に入ったことをきっかけに
◆ 時間軸という見えない軸を、今、考えてみる(2022/6/19)
というブログを投稿しました。
そこでは、その日に経験したこと、日経の文化欄記事を読んで感じたこと、その内容を、時間軸をキーワードにしてつらつら書いてみました。

そこでも書いたのですが、時間軸という言葉からいの一番に思ったのが、日本の政治と政治家の活動の時間軸について。
ちょうど6月22日公示、7月10日投開票日の参院選を思い浮かべると同時に、このところ岸田政権が明らかにする方針、政策の取り扱いの判断基準が、その選挙の投票にマイナスにならないこと。

 

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政治的ゲーマーに長期政策の時間軸はない。ただ国政選挙に身を委ねるのみ – 2050 SOCIETY

時間軸という見えない軸を、今、考えてみる

 

1週間ほど前から「時間軸」という言葉が気になっている、というか、気に入っている。
きっかけは、日経<私の履歴書>で今月6月連載中の、住友林業最高顧問矢野龍氏のある回の執筆。
その中で「時間軸」という用語が使われているのを見て、いい言葉だな、と。
そこで一番最初に思い浮かんだのは、政治家の軸はなにか、ということ。
これについては、別サイト https://2050society.com で近々触れることにして、今回は、今という現在・この時を捉えて思ったことを。

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時間軸という見えない軸を、今、考えてみる | ONOLOGUE (ohnoharuo.com)

『公共貨幣』「第Ⅰ部 債務貨幣システム」<第3章 日本銀行は必要か>より

・山口薫氏著『公共貨幣』(2015/9/24刊・東洋経済新報社
・山口薫氏・山口陽恵氏共著『公共貨幣入門』(2021/10/12刊・集英社インターナショナル新書)
を参考にして「公共貨幣」論のベーシック・ペンションへの組み込みの可能性と方法等を考える<「公共貨幣」論から考えるベーシック・ペンションと社会経済システム>シリーズ。
前回から、【第1フェーズ】『公共貨幣』「第Ⅰ部 債務貨幣システム」に入りました。

 

<第1回>:<「公共貨幣」論から考えるベーシック・ペンションと社会経済システム>シリーズ開始にあたって(2022/6/15)
<第2回>:4つの機能を持つ貨幣、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」「日本銀行法」:公共貨幣論から考える-2(2022/6/16)
に続く今回は、【第1フェーズ】第2回、『公共貨幣』<第3章 日本銀行は必要か>を参考にします。

 

 

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政府55%出資の民間特殊法人・日本銀行が抱える不明朗性と存在意義:公共貨幣論から考える-3 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)

ベーシックインカムについても語っているトマ・ピケティ新刊書『来たれ、新たな社会主義』:勝手に新鮮書-19

 

昨日2022/6/16付日経夕刊に、経営学者入山章栄氏による、トマ・ピケティ氏著の新刊
来たれ、新たな社会主義――世界を読む2016-2021』(2022/4/20刊・みすず書房・¥3,520)
の書評が載りました。

4月に発売された新刊書ですが、内容は、フランスのルモンド紙に、2016年9月13日以降2021年1月12日までに掲載された44の論説を集めた書ということで、以下の3部構成になっています。

 

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ベーシックインカムについても語っているトマ・ピケティ新刊書『来たれ、新たな社会主義』:勝手に新鮮書-19 (ohnoharuo.com)

 

 

4つの機能を持つ貨幣、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」「日本銀行法」:公共貨幣論から考える-2

 

現在日本国内で流通しているお金は、次の3種類。
1)政府貨幣(百円玉等の鋳貨、コイン)
2)日本銀行(千円札等)
3)預金(銀行の預金口座にある信用のデジタル数字)
この3種類で、財やサービスの交換、支払い決済・決算が行われるが、1)2)が現金(キャッシュ)であり、他に、交換手段・支払手段・保管手段などとして(銀行)預金がある。

 

 

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4つの機能を持つ貨幣、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」「日本銀行法」:公共貨幣論から考える-2 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)

<「公共貨幣」論から考えるベーシック・ペンションと社会経済システム>シリーズ開始にあたって

 

◆ この社会経済システム改革に必要な何かがまだ描けていない。山口薫氏著『公共貨幣』『公共貨幣入門』:勝手に真剣書ー17(2022/6/3)
で紹介した
・山口薫氏著『公共貨幣』(2015/9/24刊・東洋経済新報社
・山口薫氏・山口陽恵氏共著『公共貨幣入門』(2021/10/12刊・集英社インターナショナル新書)
2冊を一応斜め読みを終えました。

そして、いよいよ2誌を参考にして、果たして、当サイトで提案している日本独自のベーシックインカム、ベーシック・ペンション生活基礎年金制度のロジックや具体的な方法に、有効な部分を組み入れることができるか、可能とすればどのようにアレンジし、システム化に寄与できるかを検討・考察する作業に入ります。

 

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<「公共貨幣」論から考えるベーシック・ペンションと社会経済システム>シリーズ開始にあたって – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)