農産物の「種」を守ることは、国家による協同組合事業
保守、安全保障がどこか変?
ここまでの内容からは、日常生活における「種」をめぐるリスク、不安・懸念はほとんど感じられません。
しかし、この章で筆者が提起した問題は、同意できることが大半です。
社会的共通資本としての農業とその起源としての「種」。
しかも、その政策が、種の本質を恐らく正しく理解する農水省官僚の想いとは別のところで起案され、具体化されているという摩訶不思議。
仮にこれが自公現政権による政策とすれば、保守の名がねじり曲がっているとしか思えない。
東急ハンズ、国債依存度、隠れ宅配、冬至翌日:日経、失敬、一計、OK?-2
明日から陽が長くなる!冬至から始める「日経、失敬、一計、OK?」メモ
今回は、初めての試み。
ポイントは、短時間でやれること、やること。
果たして続くかな、この「日経、失敬、一計、OK?」シリーズ。
他にも今月に入って始めたシリーズが多くて・・・。
詳細は
明日から陽が長くなる!冬至から始める「日経、失敬、一計、OK?」メモ (ohnoharuo.com)
金融財政システム、社会経済システム改革との一体化が必要なCBDC導入:『CBDC中央銀行デジタル通貨の衝撃』とJBPC-4
本章で論じられたCBDC発行の壁は、JBPCの発行の壁と共通あるいは同一のものでしょうか。
その根本は、既存の市中銀行の位置付け・存在意義を認め、温存する立場か、その改革を想定してCBDCを考え、実現をめざす立場かという異なる前提との関わっています。
JBPCは、国家のデジタル通貨の一種ですが、本書でいう「デジタル円」ではありません。
国内でのみ利用でき流通し、一定期限内に回収され、使途が限定される特殊な「JBPC円」です。
上述した筆者に拠るデジタル円発行上の課題が解決される見通しが立てば、JBPCの実現性も高まるでしょう。
もしJBPCがデジタル円に先行して導入され、当面現状の通貨システムが継続されれば、ここまで筆者が指摘した課題の多くは、不安・懸念が不要になります。
CBDCで市中銀行は不要になる?
仮に仮想通貨(リブラ改め)ディエムが、グローバルに流通すると、膨大な額の現預金がディエムに交換され、市中銀行の預金が戻らなくなります。
極端を言えば、市中銀行は要らなくなる。
これと同様、中央銀行が自ら口座を開設し、CBDCを発行し、この口座で決済・送金などの管理を統括すれば、やはり市中銀行は不要になります。
ただ、CBDCの送金額や保有額に限度を設定すれば回避できますが。
しかし、諸外国でCBDCが発行されれば、そうはいかなくなるわけで、やはりCDBCの威力・影響力は甚大なものと認識しておく必要があります。
この続きは
CBDCで市中銀行は不要になる?:『CBDC中央銀行デジタル通貨の衝撃』とJBPC-3 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)
CBDC中央銀行デジタル通貨の特徴と強みを知る:『CBDC中央銀行デジタル通貨の衝撃』とJBPC-2
CDBCの利用範囲の方式には、以下の2種類がある。
1)小口専用:
・1回の送金額に限度を設定するか、保有自体に限度額を設定する。
・利用者は主に個人となり、企業の多額決済に利用できず、銀行預金の口座振替方式が用いられる。
2)限度額なし:
・企業間決済がCDBCに移行し、ネット上での送金や海外送金が、手数料ほぼゼロで行うことが可能になる。
・送金・決済問題が効率化・合理化され、現状の銀行システムは不要になる。
・CBDCを匿名性のものとした場合には、マネーロンダリングや不正取引のリスクが最大の問題となる。
この続きは
CBDC中央銀行デジタル通貨の特徴と強みを知る:『CBDC中央銀行デジタル通貨の衝撃』とJBPC-2 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)