井上智洋氏著『現金給付の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考える-5

f:id:ageless2020:20211109170414j:plain

 

マネーストックとマネタリーベースの違いを知っておく

 もう一つ経済学の基礎知識を。
 お金については以下の2種類を理解しておきたい。
1)マネーストック:企業や個人など普通の民間経済主体が使うお金で、「現金」と「預金」から成り立つ
2)マネタリーベース:銀行同士の取引に使う特別のお金で、「預金準備」と「現金」から成り立つ
 「預金準備」とは、民間銀行が中央銀行に預けているお金で、マネタリーベースは、銀行間の取引以外に「政府と民間銀行の取引」にも使われる。
 また、政府が日銀に預けている「政府預金」はマネタリーベースではないが、それと同類のお金と見なされている。

 

この続きは
デフレ脱却やBI実現には、政府の「借金」「財政不健全化」が望ましい:井上智洋氏著『現金給付の経済学 反緊縮で日本はよみがえる』から考える-5 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)