井手英策氏「ベーシック・サービスの提唱」への対論:『未来の再建』から
「生活の再建」の基盤として、生計費を確保する課題があります。
また「職業の再建」は、働きたくても働けない人、働きたい仕事がない人、選べない人など、働くことが当然という前提でくくれない人びとをどうするか、の視点も消えがちです。
「保障の再建」がベーシックサービスのみで可能とするには早計すぎるでしょう。
そして、なにより、新型コロナは、先述した「生活の再建」「職業の再建」「保障の再建」の3つの再建には、先立つものとして現金給付が絶対的に必要であることを示したはずです。
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