最近の日経介護関連記事から読み解く、2022年以降の介護政策課題-3

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 2021年11月19日にまとめた経済対策の中に盛り込んだ賃金アップ。
 これで人手不足懸念の解消を目指すというものだが・・・。
 いい加減に、もうこんな妄想にちかい希望的観測はやめにすべきです。
 そして私は未だに、こうしたエッセンシャル・ワーカーの賃上げ支援のための政府支出を、経済対策としていることに疑問をもっています。

 賃金構造基本統計調査による2020年の平月収は、介護職員29.3万円(保育士30.3万円)で全産業平均35.2万円という現状を踏まえて待遇改善を目指すその先が問題としてこう述べます。
 介護事業が安定的に運営できるよう公費助成する一方、提供価格は公的に設定されている。
 そのため待遇改善には、公定価格を見直して、人件費の財源を確保する必要がある。

 

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自己負担増、保険料アップ必須の介護職員処遇改善は、確実に賃上げに結びつくか – 2050 SOCIETY