忘れられていた異次元金融緩和政策に基づく2%物価上昇目標が、5月、いとも簡単に実現

ウクライナ侵攻がそうした現実に拍車をかけ、日本においては、あの、長く掛け声だけであり、その責任論も有耶無耶になっていた物価上昇率2%という目標が、いとも簡単に実現してしまいました。
基本的には、各種資源と原料・原材料、製品・商品の需要と供給の著しいギャップが招いたことですが、これに円安による輸入品価格の上昇、過剰な通貨の供給、それに米国で顕著に見られる賃金上昇などが相まって物価を押し上げるという、教科書通りの物価ストーリーを眺めているわけです。

 

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ベーシック・ペンション理論付けに少しは役立つか?渡辺 努氏著『物価とはなにか』:勝手に新選書ー16 (ohnoharuo.com)