8つの扶助、それぞれの解体・編み直し案

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 それでは、解体・再編対象課題とされた、8つの扶助がどうなるか、整理したものを確認ください。

1.「生活扶助」は、
・高齢者・障害者への「国民年金制度」における「年金支援給付」
・求職者への「求職者支援給付」
を除いて、一般扶助による「生計扶助」を存続・改定し、単独運用・管理
(他扶助は他制度に移管し、個々に運用管理)

1)基本方針

① 高齢者・障害者の「生活扶助」は、国民年金制度内への「年金支援給付」の組入れにより支給
② 求職者の「生活扶助」は、求職者支援給付による(後述「生業扶助」参照)
③ それ以外の一般扶助による「生計維持給付」としての生活扶助」
に転換・再構成される。

2)「生活扶助基準」に代わる新・生活保護基準設定方式の検討と基準額設定

① 最低生活基準および生計基準の再設計を行なうべく、さまざまな方式を参考に検討し、新たな生活保護基準を設定し、その適正額を算出する。
② 資産・貯蓄面から考慮すべき「家計運転資金」概念と「自由財産」概念を採用し、すこしのゆとりを持ちうる資力・資産基準も検討する。

 

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多くの考え方を共有できる岩田生活保護解体論とベーシック・ペンション:『生活保護解体論』から考えるベーシック・ペンション-11 – 日本独自のBI、ベーシック・ペンション (basicpension.jp)